MacBookはいつまで使える?各機種ごとの寿命や買い替えのタイミングを解説

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一つのMacBookを長く愛用していたり、これから中古MacBookの購入を検討している方の中には、気になっている機種の寿命(あと何年現役で使えるか)が知りたいという方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、最新の「macOS別サポート状況一覧表」を提示した上で、歴代MacBookのサポート期間一覧(予想)を詳しく紹介します。

記事後半には、MacBookを買い替えるべき3つのタイミングも解説。お手持ちのMacの寿命や、損をしない買い替え時期がすっきりわかる内容になっていますので、ぜひチェックしてみてください!

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macOS別サポート機種一覧

Apple公式サイトにて公開されている各macOSのサポート状況をまとめると下記の通り。

発売開始から7年が経つとサポート期間終了になるのが過去の傾向ですが、インテル製チップ搭載モデルについてはその限りではありません。

これはAppleが自社製チップへの移行を急いでいることが背景にあります。インテル版は本体の性能に余裕があっても、ソフトウェア面で早めに切り捨てられるリスクが高まっているのが現状です。

機種 2020年
Big Sur
2021年
Monterey
2022年
Ventura
2023年
Sonoma
2024年
Sequoia
2025年
Tahoe
MacBook Pro
MBP (Retina, 13/15-inch, 2015)××××
MBP (13/15-inch, 2016)××××
MBP (13/15-inch, 2017)×××
MBP (13/15-inch, 2018)×
MBP (13/15/16-inch, 2019)△※2
MBP (13-inch, 2020 Intel)△※1
MBP (13-inch, M1, 2020)
MBP (14/16-inch, 2021)
MBP (13-inch, M2, 2022)
MBP (14/16-inch, 2023)
MBP (14/16-inch, 2024)
MBP (14/16-inch, M5, 2025)
MacBook Air
MBA (11/13-inch, 2015)××××
MBA (13-inch, 2017)××××
MBA (Retina, 13-inch, 2018-2019)××
MBA (Retina, 13-inch, 2020 Intel)×
MBA (M1, 2020)
MBA (13-inch, M2, 2022)
MBA (15-inch, M2, 2023)
MBA (13/15-inch, M3, 2024)
MBA (13/15-inch, M4, 2025)
※1 MBP 2020 Intel:4ポートモデルのみ対応(2ポートモデルは×)
※2 MBP 2019:16インチモデルのみ対応(13/15インチモデルは×)
○ = 対応
△ = 一部モデルのみ対応
× = サポート終了
– = 未発売

MacBookのサポート期間一覧(寿命目安)

2020年以降に発売されたApple製チップ搭載MacBookのOSのサポート終了の目安を予測したのが下記の表です。Apple公式の修理受付期間もあわせて参考にしてください。

MacBookモデル別のOSサポート期間と修理受付期間の目安
シリーズ 対象機種 OSサポート 修理受付
MacBook Pro 2024
MacBook Pro 2024
MacBook Pro 14インチ(2024) MacBook Pro 16インチ(2024) 頃まで 頃まで
MacBook Pro 2023
MacBook Pro 2023
MacBook Pro 14インチ(2023) MacBook Pro 16インチ(2023) 頃まで 頃まで
MacBook Pro 2023
MacBook Pro 2023
MacBook Pro 14インチ(2023) MacBook Pro 16インチ(2023) 頃まで 頃まで
MacBook Pro 2022
MacBook Pro 2022
MacBook Pro 13インチ(2022) 頃まで 頃まで
MacBook Pro 2021
MacBook Pro 2021
MacBook Pro 14インチ(2021) MacBook Pro 16インチ(2021) 頃まで 頃まで
MacBook Pro 2020
MacBook Pro 2020
MacBook Pro 13インチ(2020) 頃まで 頃まで
MacBook Air 2025
MacBook Air 2025
MacBook Air 13インチ(2025) 頃まで 頃まで
MacBook Air 2024
MacBook Air 2024
MacBook Air 15インチ(2025) 頃まで 頃まで
MacBook Air 2024
MacBook Air 2024
MacBook Air 13インチ(2024) MacBook Air 15インチ(2024) 頃まで 頃まで
MacBook Air 2023
MacBook Air 2023
MacBook Air 15インチ(2023) 頃まで 頃まで
MacBook Air 2022
MacBook Air 2022
MacBook Air 13インチ(2022) 頃まで 頃まで
MacBook Air 2020
MacBook Air 2020
MacBook Air 13インチ(2020) 頃まで 頃まで

※ OSサポート期間は発売から約7年、修理受付期間は約9年を目安として算出しています。実際の期間はAppleの公式発表をご確認ください。

macOSのサポート期間について

MacBookに搭載されているmacOSは毎年秋に大きなアップデートが実施されます。

このタイミングで発売から6~7年以上が経過しているMacBookはサポート終了となり、最新macOSへのアップデートができなくなるのが過去の傾向。

古いOSのMacBookを使い続けると下記のデメリットが出てくるので、買い替えを検討するタイミングになります。

進化したウィルスや不正行為に対応出来ない
OSが更新できないと新しい脆弱性が発見されても、Appleからセキュリティアップデートが提供されなくなるため、MacBookがハッキングや不正アクセスのリスクにさらされる可能性が高くなります。
アップデートにより追加された新機能が使えない
AppleはMacBookの利便性を高める新機能をmacOSアップデートのタイミングで提供していますが、サポートが終了すると新機能を試すことができなくなります。
一部のアプリが機能しなくなる
App Storeで配信されているアプリは最新macOSが公開されるとそれに合わせてバージョンアップを図ります。そのため、古いOSではアプリが動かなかったり不具合が起きる場合が出てきます。

Appleストアの修理サポート期間について

Appleストアへバッテリー交換や画面ひび割れの修理を依頼する場合、所有する端末が「ビンテージ製品」や「オブソリート製品」に該当していないことが条件になります。

修理サポート対象外になった端末は安心して使用できないので、こちらも買い替えのタイミングと言えます。

ビンテージ製品
販売終了から5年以上7年未満が経過したMacBookが対象。修理に必要なパーツがない場合に修理サポートが受けられなくなる。
オブソリート製品
販売終了から7年以上が経ったMacBookが対象。Appleの正規修理サポートを受けることが一切できなくなる。

MacBook Air / Proを買い替えるべき3つのタイミング

ここからはMacBookを既に所有している方向けに買い替えるべきタイミングを3つに分けて解説していきます。

①macOSのサポート期間が終了しそうな時

これまで解説した通り、MacBookの発売からおおよそ7〜8年が経過すると、最新のmacOSアップデート対象から外れる可能性が非常に高くなります。

OSの更新が止まると、macOSならではの最新機能やiCloudの高度な連携が使えないだけでなく、セキュリティの脆弱性を突かれるリスクが高まったり、ブラウザや動画編集ソフトといった主要アプリが次第に非対応になってインストールできなくなったりといった、実用面での大きな支障が出てきます。

また、Appleでは販売終了から7年が経過した製品を「オブソリート製品」と定義しており、この指定を受けると直営店や正規サービスプロバイダでのメーカー修理受付が完全に終了します。

劣化したバッテリーの交換やキーボードの不具合といった公式サポートも受けられなくなるため、発売から7〜8年という期間は、MacBookをメイン機として安全かつ快適に使い続けられる「実用的な限界ライン」といえるでしょう。

②バッテリーの減りが早いと感じた時

MacBookに搭載されているリチウムイオン電池は充電を繰り返しているうちに徐々に劣化し、充電できる最大容量が減っていく性質があります。

そして、MacBookのバッテリー劣化具合は「充放電回数」から推測ができます。

充放電回数

MacBookのバッテリーの充放電が何回行われたかを表す数値。上限は1,000回ほどが目安となっており、数字がこれに近いほどバッテリー寿命が近くなっていると判断できる。

お手持ちのMacBookの充放電回数は下記のフローで簡単に調べることができるので、気になった場合はチェックしてみましょう。

充放電回数の確認方法
  • 「option」キーを押しながら Apple メニュー  をクリックし、「システム情報」を選択
  • システム情報ウインドウの「ハードウェア」セクションで、「電源」を選択
  • 「バッテリー情報」セクションに表示される現在の充放電回数をチェック

③性能面で不満を感じはじめ

MacBookを使用する中で下記のように性能面の不満を感じ始めたら、買い替えを検討するタイミングといっていいでしょう。

  • 複数のアプリを立ち上げて作業していると処理が重い
  • 発熱が頻繁に気になるようになった

MacBookのCPUやメモリは購入後にカスタマイズすることができません。

例えば、購入当初は想定していなかった作業(動画編集やプログラミングなど)を行う機会が増えてきた場合は、それに見合ったスペックのMacBookへ買い替えることでストレスなく作業が行えるようになります。

特にIntel製チップ搭載のMacBookを使用している場合はApple製チップ搭載モデルに買い替えることで大幅に処理速度が速くなることを体感できます。

MacBookがどのような進化を遂げているのか気になった方は「歴代MacBookのスペック比較」をチェックしてみてください。

MacBookを買い替えるなら中古端末も検討しよう

最新のMacBookは価格が高価ですし、機能がオーバースペックに感じる場合もあると思います。

そこでおすすめなのが新品端末だけでなく型落ちの中古品を購入するという方法。この方法であれば自分のニーズに合った機種を手頃な価格で購入することができるからです。

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MacBookの寿命についてよくある質問

MacBookの寿命は一般的にどのくらいですか?

MacBookの寿命は、最新OSのアップデートが提供される発売から約7〜8年が大きな目安となります。

これにはAppleのソフトウェアサポートだけでなく、修理受付が終了する「オブソリート製品」への分類(販売終了から7年)が深く関わっています。ただし、インテル製チップ搭載モデルに関しては、Appleシリコンへの移行が進んだことで、従来よりも早くOSサポートが打ち切られる傾向にあるため、注意が必要です。

macOSのサポートが終了したMacBookは使い続けても大丈夫?

物理的に使うことは可能ですが、インターネットに接続しての利用はおすすめしません。

OSの更新が止まるとセキュリティの脆弱性が放置され、ウイルス感染や個人情報漏洩のリスクが急増します。また、Safariなどのブラウザが最新のウェブサイトを正しく表示できなくなったり、銀行系アプリやクリエイティブソフトが次第に非対応になったりするため、実用面でも限界がすぐにやってきます。

インテル版MacとAppleシリコン(M1/M2以降)で寿命に差はありますか?

はい、現在は明確な差があります。

Appleは現在、自社製チップ(Appleシリコン)に最適化した機能開発(Apple Intelligenceなど)に注力しており、インテル版Macはスペックに余裕があっても新機能から除外されるケースが増えています。インテル版は「中古で安く買える」というメリットはありますが、OSサポートの残り期間を考えると、長く使い続けるための「寿命」という点ではAppleシリコン搭載モデルに軍配が上がります。

バッテリーが劣化してきたら買い替えた方がいい?

判断基準は「そのMacがAppleシリコン(M1以降)かどうか」です。

M1/M2/M3モデルの場合: 基本性能が非常に高いため、バッテリー交換(約2〜3万円)をして使い続ける価値が十分にあります。

インテル版モデルの場合: バッテリー交換費用を出すのであれば、その予算を中古のM1 MacBook Airなどの購入資金に充てた方が、今後のサポート期間や動作速度の面で圧倒的にコスパが良くなります。

MacBookの寿命&買い替えタイミング まとめ

本記事では「macOS別サポート状況一覧表」や「歴代MacBookのサポート期間一覧(予想)」を紹介した上で、Macbookを買い替えるタイミングを3つに分けて解説しました。

改めてまとめると下記の通り。

  • 発売から7年ほどが経過し、macOSのアップデート対象外や修理サポート対象外になった
  • バッテリーが劣化し、充電切れが早くなってきた
  • 性能面で不満を感じるようになった

MacBook Air / Proはリセールバリューが高いので、価値が高いうちに売却して新しい機種を購入すれば常に快適な使用感を味わって使用し続けることができます。

上記の条件に合致した方は、新しい機種の乗り換えをぜひご検討ください。

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