アップルウォッチにはGPSモデルとGPS+セルラーモデルという2つの種類があります。
いざApple Watchを購入しようと思うと「どちらの種類を購入すれば良いの?」と疑問に感じる方も多いのではないでしょうか。
簡単にまとめると、両者のできることの違いは下記のとおり。
- Apple Watch単体で出来る範囲
- ランニングコスト
- 選べる素材の種類
- デジタルクラウンのデザイン
- ファミリー共有の有無
本記事ではこれらの違いを具体的に解説した上で、GPSモデル・セルラーモデルがそれぞれどんな方にオススメなのかまとめています。
アップルウォッチ選びが一歩前進する内容となっているので、ぜひチェックしてみてください!

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Apple Watch セルラー・GPSモデルの違い
それではさっそくセルラーモデルとGPSモデルの違いを5つに分けて紹介していきます。
①Apple Watch単体で出来る範囲

Apple WatchのGPSモデルとセルラーモデルでは通信方式が異なります。両者の違いをまとめると下記のようになります。
- GPSモデル
- iPhoneの通信回線に依存して動作
- セルラーモデル
- eSIMを搭載しており、Apple Watch単体での通信が可能
通信方式が異なることで具体的にどのような違いがあるのかをまとめるとこんな感じ。
具体例 | GPSモデル | セルラーモデル |
---|---|---|
電話受取、発信 | × | ◯ |
メッセージ送受信 | × | ◯ |
ストリーミング再生 | × | ◯ |
地図アプリ閲覧 | × | ◯ |
天気アプリ確認 | × | ◯ |
ワークアウト トラッキング | ◯ | ◯ |
アクティビティ トラッキング | ◯ | ◯ |
Apple Pay支払い | ◯ | ◯ |
Suicaのチャージ | ◯ | ◯ |
Suicaで改札を通る | ◯ | ◯ |
ワークアウトやアクティビティのトラッキング、Apple Pay支払いといった機能はGPSモデルでもApple Watch単体で使用することができるのは意外と知られていません。
音楽アプリやメッセージアプリなどがiPhoneが近くにない状態で使いたいかどうかが、GPS or セルラーモデルを選ぶ際の重要なポイントです。
②ランニングコスト

Apple Watchのセルラーモデルでモバイル通信を利用するためには、iPhoneと同じ通信キャリアで専用の通信オプション(eSIM契約)を結ぶ必要があります。
これは「ワンナンバーサービス」や「ナンバーシェア」などと呼ばれるオプションで、Apple Watch専用の通信枠を開く形になります。
現在、Apple Watchのセルラー契約に対応しているのは以下のキャリアです。
キャリア | サービス名 | 通信費 |
---|---|---|
ドコモ | ワンナンバーサービス | 550円 |
au | ナンバーシェア | 385円 |
SoftBank | Apple Watchモバイル通信サービス | 385円 |
楽天モバイル | 電話番号シェアサービス | 550円 |
ahamo | ワンナンバーサービス | 550円 |
irumo | ワンナンバーサービス | 550円 |
③選べる素材の種類

GPSモデルとセルラーモデルでは、Apple Watch本体に使われているケース素材の種類が異なります。
GPSモデルはアルミニウムケースのみの展開ですが、セルラーモデルはこれに加えて、ステンレススチールやチタニウムといった上位素材を選ぶことができます。
これらの素材はアルミニウムよりも本体価格が高くなりますが、上質な質感や高級感、優れた耐久性や傷のつきにくさが魅力です。
種類 | アルミニウム | スレンレス | チタニウム |
---|---|---|---|
GPS | ◯ | × | × |
セルラー | ◯ | ◯ | ◯ |
④デジタルクラウンのデザイン

セルラーモデルのApple Watchにはデジタルクラウンに赤いリングが刻まれているのが特徴です。
この赤いラインは「モバイル通信に対応しているモデル」であることを視覚的に示しており、遠目からでも判別しやすいアクセントになっています。
GPSモデルにはこの赤い装飾がないため、ぱっと見でも区別がつきやすくなっています。
⑤ファミリー共有

セルラーモデルのApple Watchはファミリー共有に対応しています。
この機能を使うと1つのiPhoneで複数のApple Watchを管理することが可能に。
例えばセルラーモデルのApple Watchを小さなお子さんに持たせておけば、Apple Watchに電話をして、離れていてもコミュニケーションを取ることができるようになります。
セルラーモデルのApple Watchの月額料金は300~500円ほどなので、スマホを契約するよりも安い価格で、キッズケータイの代替として使えるのは嬉しいポイントです。
アップルウォッチ GPS or セルラーどっちがおすすめ?
Apple Watch GPSとセルラーモデルの違い5つをここまで解説してきました。
これらを踏まえて、両モデルがそれぞれどんな方におすすめなのかをまとめていきます!
GPSモデルがおすすめの方

GPSモデルはiPhoneとBluetooth接続して使うのが基本スタイルのApple Watchです。
セルラーモデルのような通信契約は不要で、ランニングコストがかからないのが大きな魅力。初めてApple Watchを購入する方には、コスパや扱いやすさの面でこちらがおすすめです。
- Apple Watch単体で出来ることに魅力を感じなかった
- なるべく安くApple Watchを購入したい
- ランニングコストはかけたくない
- iPhoneの通信キャリアが格安SIMである
なお、GPSモデルでもWi-Fi環境があれば一部の機能はセルラーモデル同様に使えます。たとえば、LINE通知やSiriの利用、Apple Musicの同期済み再生などが可能です。
iPhoneが近くになくても、Wi-Fiがあればある程度の独立動作ができるという点は覚えておくと安心です。
セルラーモデルがおすすめの方

Cellular(GPS + Cellular)モデルは、iPhoneと同じ通信キャリアでモバイル通信のオプション契約をすることで、Apple Watch単体で通信や通話が可能になります。
Apple WatchをiPhoneから独立して使いたい方や、非常時の備えとして通信機能を持たせたい方に特におすすめのモデルです。
- iPhoneなしでランニングや外出をしたい
- iPhoneのバッテリーが切れても連絡を取ったり、音楽を聴きたい
- 災害時や緊急時に備えて通信手段を確保しておきたい
- ステンレスやチタニウムなどの高級素材モデルが欲しい
- ファミリー共有で子どもにApple Watchを持たせ、最低限の連絡手段を確保したい
なお、セルラーモデルは月額385〜550円の通信オプション(ワンナンバーサービスやナンバーシェアなど)への加入が必要です。
それでも単体通信が可能な利便性、災害時の安心感、高級素材の選択肢といった点で大きなメリットがあり、アクティブにApple Watchを活用したい方にぴったりのモデルと言えるでしょう。
GPSとCellularモデルを選ぶときによくある質問
最後にApple Watch GPSとCellularモデルどちらを買うか悩むときに多くの人が思い浮かぶであろう疑問を「よくある質問」としてまとめました。
- GPSモデルとセルラーモデルの違いは?
-
Apple WatchのGPSモデルはiPhoneと連携して使うタイプで、通信機能はWi-FiやBluetoothのみ。対してセルラーモデルはeSIMを内蔵し、iPhoneが手元になくても通話やメッセージ、音楽ストリーミングなどが可能です。さらに、ステンレスやチタニウムなどの素材を選べるのはセルラーのみで、通信費(月額385〜550円)が発生します。
- GPSモデルとセルラーモデルの見分け方はある?
-
外観で見分けるならデジタルクラウンに注目。赤いリングやドットがあるのがセルラーモデル、ないものがGPSモデルです。また、ケース素材や背面の刻印でも判別できます。
- セルラーモデルは契約しなくても使える?
-
はい、セルラーモデルでも通信契約なしで使うことが可能です。通信機能をオフにすればGPSモデルと同様にiPhone経由で通知や決済、ヘルスケア機能が利用可能です。特にステンレスやチタニウム素材を選びたい人におすすめの使い方です。
- セルラーモデルの契約方法は?
-
セルラーモデルはドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル・ahamoなどの通信キャリアで契約が可能です。iPhoneとペアリング後、各社のワンナンバーサービスやナンバーシェアなどのオプション(月額385〜550円)を申し込むことで、Apple Watch単体での通信が可能になります。
- 格安SIMでもセルラーモデルのApple Watchは使える?
-
現時点では、多くの格安SIM(MVNO)ではApple Watchのセルラー通信は非対応です。Apple WatchのeSIM通信には「ナンバーシェア」や「ワンナンバーサービス」など専用オプションが必要で、これらはドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル・ahamoなどの大手キャリア回線のみ対応となっています。
アップルウォッチを買うなら中古端末がおすすめ
Apple Watchは新品だと高価ですが、中古の型落ちモデルなら価格を抑えつつ、日常使いに十分な機能が手に入ります。
近年のモデルはチップ性能や健康管理機能、ディスプレイ品質も向上しており、コスパに優れた選択肢です。
以下の比較表では、過去5年間のApple Watchの主なスペックを整理しています。
チップ性能やディスプレイサイズ、素材の違いなどを比較できるので、買い替えや選び方の参考にご活用ください。
元に戻す | Apple Watch SE × | Apple Watch SE2 × | Apple Watch 4 × | Apple Watch 5 × | Apple Watch 6 × | Apple Watch 7 × | Apple Watch 8 × | Apple Watch 9 × | Apple Watch 10 × | Apple Watch Ultra × | Apple Watch Ultra2 × |
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サイズ | ![]() 40mm / 44mm | ![]() 40mm / 44mm | ![]() 40mm / 44mm | ![]() 40mm / 44mm | ![]() 40mm / 44mm | ![]() 41mm / 45mm | ![]() 41mm / 45mm | ![]() 41mm / 45mm | ![]() 42mm / 46mm | ![]() 49mm | ![]() 49mm |
発売日 | 2020年9月 | 2022年9月 | 2018年9月 | 2019年9月 | 2020年9月 | 2021年10月 | 2022年9月 | 2023年9月 | 2024年9月 | 2022年9月 | 2023年9月 |
CPU | S5 SiP | S8 SiP | S4 SiP | S5 SiP | S6 SiP | S7 SiP | S8 SiP | S9 SiP | S10 SiP | S8 SiP | S9 SiP |
素材 | アルミニウム | アルミニウム | アルミニウム ステンレス | アルミニウム ステンレス チタニウム | アルミニウム ステンレス チタニウム | アルミニウム ステンレス チタニウム | アルミニウム ステンレス | アルミニウム ステンレス | アルミニウム チタニウム | チタニウム | チタニウム |
容量 | 32GB | 32GB | 32GB | 32GB | 32GB | 32GB | 32GB | 64GB | 64GB | 32GB | 64GB |
バッテリー | 最大18時間 | 最大18時間 | 最大18時間 | 最大18時間 | 最大18時間 | 最大18時間 | 最大18時間 | 最大18時間 | 最大18時間 | 最大36時間 | 最大54時間 |
輝度 | 1,000ニト | 1,000ニト | 1,000ニト | 1,000ニト | 1,000ニト | 1,000ニト | 1,000ニト | 2,000ニト | 2,000ニト | 2,000ニト | 3,000ニト |
耐水性能 | 50m | 50m | 50m | 50m | 50m | 50m | 50m | 50m | 50m | 100m | 100m |
常時点灯 | × | × | × | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
急速充電 | × | × | × | × | × | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
血中酸素濃度 | × | × | × | × | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
心電図測定 | × | × | × | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
事故検出機能 | × | ◯ | × | × | × | × | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
転倒検出機能 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
皮膚温測定 | × | ◯ | × | × | × | × | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
ダブルタップ | × | × | × | × | × | × | × | ◯ | ◯ | × | ◯ |
日本語入力 | × | × | × | × | × | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
睡眠時無呼吸通知 | × | × | × | × | × | × | × | ◯ | ◯ | × | ◯ |
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Apple WatchセルラーモデルとGPSモデルのできることの違いまとめ
Apple WatchのGPSモデルとGPS + Cellularモデルのできることの違いを解説した上で、それぞれどんな方におすすめかを紹介してきました。
改めて両者の特徴をまとめると以下の通り。
- iPhoneがないとやれることが限定的
- 月額のランニングコストが発生しない
- 使用素材の選択肢は一つ
- iPhoneがなくてもできることが豊富
- 月額のランニングコストが発生する
- 使用素材の選択肢が複数ある
- iPhoneと同じキャリアでの契約が必要(格安SIMは不可)
- ファミリー共有が使える
Apple Watch単体で出来ることが増えると便利なのは間違いありません。
しかし、ランニングコストが発生することや購入費用が高くなることを考えると「まずはGPSモデルを購入するのが個人的にはおすすめ」というのが本記事の結論です。

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