歴代iMac・Mac miniのベンチマーク比較|Mac Studioを含む性能差がスコアでわかる

デスクトップのMacは同じ世代でも無印・Pro・Max・Ultraで性能が大きく変わり、価格も何倍も違います。こんな悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
- 自分の用途にMac Studioまで必要なのかわからない…
- 型落ちのMac miniでも性能が足りるのか知りたい!
本記事では歴代iMac・Mac miniの性能を用途別の目安とあわせて整理しました。中古相場も併記しているので、必要な性能に対していくら払うのが妥当かが判断できます。
各機種の詳しいスペックは「歴代iMac・Mac miniスペック比較表」をご覧ください。
ベンチマークスコアの読み方
Geekbench 6は3つの指標でMacの性能を数値化します。スコアが高いほど処理が速いことを意味します。
シングルコア
CPU1コアの処理速度。アプリの起動、Webブラウジング、Excelの再計算など、日常操作の軽快さがここで決まります。
マルチコア
全CPUコアを同時に使った処理能力。動画の書き出し、RAW現像の一括処理、コンパイルなど、待ち時間の長さに直結します。
Metal(GPU)
GPUのグラフィック処理性能。動画編集のプレビュー再生、3Dレンダリング、外部ディスプレイの複数枚出力に関わります。
日常使いで最も重要なのはシングルコアスコアです。多くのアプリは1つのコアで動くため、この数値が高いほど操作が軽快になります。 マルチコアとMetalが効いてくるのは、動画の書き出しや3Dのように全コアを使い切る作業のときだけです。 なおデスクトップMacはノートより冷却に余裕があるぶん、長時間の作業でも性能が落ちにくく、スコアどおりの速さを維持しやすいという違いがあります。
歴代iMac・Mac mini ベンチマーク総合ランキング
iMac・Mac mini・Mac Studioの性能をスコアで比較。
中古相場も併記しているのでコスパ重視の方にもおすすめです。
| 順位 | モデル | シングル | マルチ | Metal | 中古相場 | ショップ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ¥419,000 | イオシスで探す | ||||
| 2 | ¥141,700 | イオシスで探す | ||||
| 3 | ¥219,985 | イオシスで探す | ||||
| 4 | ¥134,890 | イオシスで探す | ||||
| 5 | - | イオシスで探す | ||||
| 6 | ¥84,980 | イオシスで探す | ||||
| 7 | ¥220,000 | イオシスで探す | ||||
| 8 | ¥69,800 | イオシスで探す | ||||
| 9 | ¥105,140 | イオシスで探す |
ランキングはシングルコアスコアの高い順です。動画書き出しや3Dのように複数コアを使い切る作業ではマルチコアとMetal、 ブラウジングや文書作成のように1つの処理を速く終わらせたい場面では、シングルコアの高さがそのまま体感速度になります。
Mシリーズ世代別の性能比較
各チップ世代の平均ベンチマークスコアです。世代を1つ上げるとどのくらい速くなるのかが数字でわかります。
中古では世代が1つ古いだけで価格が大きく下がるので、この差を許容できるかどうかが選ぶ基準になります。
| チップ | シングル(平均) | マルチ(平均) | Metal(平均) | 前世代比 |
|---|---|---|---|---|
| M1 | 基準 | |||
| M2 | +11% | |||
| M3 | +12% | |||
| M4 | +27% |
※ 前世代比はシングルコアスコアの平均値で算出。各世代の平均には、同じ世代に属する iMac・Mac mini・Mac Studio が含まれます。 Mac Studio は Max グレードが基準のため、マルチコアとMetalの平均を押し上げています。
用途別に必要な性能の目安
スコアの数字だけでは判断しづらいので、用途ごとにどのチップを選べばよいかをまとめました。
ブラウジング・文書作成・動画視聴
無印チップ(M1〜M4)で十分
この用途で体感速度を決めるのはチップ世代よりメモリ容量です。中古で選ぶなら、世代を上げるより16GBメモリの個体を狙うほうが快適になります。Mac mini なら手持ちのモニターを流用でき、いちばん安く組めます。
写真編集・軽い動画編集
無印チップ+16GB以上
Lightroomでの現像やフルHDの動画編集であれば無印チップで足ります。iMacは4.5K Retinaが最初から付いてくるので、色を見る作業をするならディスプレイを別途買うより結果的に安く済むことがあります。
4K動画編集・書き出しが多い
Proチップ以上
書き出し時間に直結するのはマルチコアとメディアエンジンです。Mac mini のM2 Pro・M4 Pro構成が中古では狙い目で、Mac Studioまで出さなくても実用になります。
3D・大規模な映像制作・機械学習
Max / Ultraチップ
GPUコア数とメモリ帯域がそのまま処理時間の差になる領域です。ここはMac Studio一択で、メモリも64GB以上を見ておきたいところ。中古の流通量は少なめなので、条件に合う個体が出たときに動く必要があります。
Macはあとからメモリもストレージも増設できません。中古で買うときは、チップ世代を1つ上げるよりメモリに余裕がある個体を選ぶほうが長く使えます。
iMac・Mac miniのベンチマークに関するよくある質問
スコアの見方や世代差について多く寄せられる質問をまとめました。
Geekbench 6のスコアはどのくらい信頼できますか?
CPU・GPUの処理能力を機種横断で比べるには有効な指標です。ただし実際の快適さはメモリ容量やストレージの空き、アプリ側の最適化にも左右されます。
とくにデスクトップMacはメモリを増設できないため、スコアが同じでも8GBと16GBでは体感がまったく違います。スコアは「チップの速さ」だけを表す数字として見てください。
iMacとMac miniで同じチップなら性能は同じですか?
ほぼ同じです。たとえばM4搭載のiMac 24インチとMac miniは、シングルコアで3,714と3,735、マルチコアで14,762と15,085と、誤差の範囲に収まっています。
違いが出るのは選べるチップの上限です。Mac miniはM4 Proまで選べますが、iMacは無印M4のみ。重い処理をするならMac miniのPro構成が選択肢になります。
無印チップとPro・Max・Ultraは何が違いますか?
CPUコア数とGPUコア数、メモリ帯域が違います。シングルコア(1つの処理の速さ)はどのグレードもほぼ同じで、差が出るのはマルチコアとGPUです。
つまりブラウジングや文書作成の体感速度はほとんど変わりません。動画の書き出しや3Dレンダリングのように全コアを使い切る作業でだけ、上位グレードの価格差に見合う差が出ます。
型落ちのM1でも今から買って大丈夫ですか?
用途次第です。M1搭載のMac mini(2020)はシングルコア2,404で、最新のM4搭載Mac mini(2024)の3,735と比べると約6割の水準です。
それでもブラウジング・文書作成・動画視聴では体感差はほとんどありません。中古価格は世代差で大きく下がるので、この用途ならM1世代は有力な選択肢です。一方、4K動画の編集や書き出しを日常的にするならM4以降を選んでください。
ノートのMacBookとデスクトップで同じチップなら性能は同じですか?
カタログスコア上はほぼ同じですが、負荷が続いたときの落ち方が違います。ノートは薄い筐体で発熱を逃がしきれず、長時間の書き出しでは性能が下がることがあります。
デスクトップは冷却に余裕があるため、スコアどおりの性能を出し続けやすいのが利点です。同じチップでも「長時間まわす作業」ではデスクトップが有利になります。